解説員のひとりごと

2021年4月「春の昆虫観察のススメ

 
春になり段々と暖かくなってくると、野外で見かける昆虫は増えてきます。冬になかなか出来なかった昆虫観察がしたくなります。この時期のおすすめは、アブラムシの観察です。春に芽吹いた植物たちの新芽には、たくさんの小さなアブラムシが付いていることがあります。小さいからと侮るなかれ、じつはよくアブラムシを観察するといろいろな発見があります。例えば植物によって、ついているアブラムシの種類が違っていたり、そのアブラムシを食べるための肉食昆虫が紛れていたり、アリがアブラムシを守っていたり…。なんだか小さな昆虫の世界の一部に入り込んでいるような気分になれます。みなさんもアブラムシを見かけたら、じっくりと観察しませんか?
 
ダンダラテントウの幼虫とアブラムシの仲間 
 
みずおち なぎさ